35日

本日は祖父の35日法要でした。
祖父は本当に働き者でした。
耕運機の飛び石で左目の視力をほぼ失い、
稲刈り中のコンバインで左腕を失いましたが、
それでも片腕で鍬を持って農作業をする方でした。

父が農業を継いだのは、
私が高校生の頃でしたので
私の農業のイメージは父ではなく、
祖父母のイメージが強いです。
両親は共働きでしたので、
保育園が終わった後、私の遊び場は畑でした。
祖父母が日が暮れるまで農作業をする傍らで
畑の草や虫を捕まえて遊んでいました。
祖父と畑にいた記憶はあるのですが、
一緒に遊んだ記憶は全くありませんでした。
よくよく考えると、一緒に暮らしていたのに
祖父が農業をやっているか
家でニュースを見ているかしか見たことがありません。
これといった趣味も無く、仕事一筋の方でした。

瑞実農園のコンセプトは
子供が継ぎたいと思える農業です。
今は当然継いで良かったと考えていますが、
私が小さい頃どう思っていたかと言えば、
「継ぎたい」では無く、「継がなければいけない」でした。
朝から晩まで休みなく働く姿はすごいと思いましたが、
私には真似できないと感じました。

ただ、私も農業をやるようになって、
祖父の農業は楽(らく)では無かったと思いますが、
農業を楽(たの)しんでいたのだと今は思います。
祖父にとっての農業は仕事でもあり、
趣味でもあったのだと思います。

体中がバキバキの筋肉痛の状態で
法要の後に畝立てをしてきました。
畝立て続
大変ですが、楽しいと思えています。
これからもこの気持ちを忘れずにいたいです。
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theme : 農業
genre : 就職・お仕事

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